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2019/06/12 14:26

didi Sonogaのエシカル対談、第4弾です。
第3弾はこちら→ https://didi.fashionstore.jp/blog/2019/05/21/105202

今回のゲストは、学校の先生をされているお客さま。
「私のお仕事と関係あるかしら……?」と緊張されていましたが、Sonogaさんのソフトなおしゃべりで楽しい対談になりました。
~河合佳子プロフィール~
3歳から音楽を始める。留学・演奏活動を経て、現在は音楽大学教員。ソルフェージュ、アンサンブル、オペラなど、主に歌う科目の授業を担当。趣味は観劇。最近はヨガにも邁進中。


知られざる?音楽大学の先生のお仕事


didiチーフデザイナーSonoga(以下、Sonoga)音楽家・音大の先生、ということですよね。私たちも先生とお呼びしているんですけど。

Yoshiko先生 はい。母校の音楽大学の教員です。授業では、一般的な大学のような座学よりも、実践的なことをやっているんじゃないかと思います。例えばソルフェージュやアンサンブルをクラスで教えたり、学生ごとにマンツーマンの授業もしたりしますよ。

Sonoga 意外と音大の中って知らないことが多そうです。

Yoshiko先生 『のだめカンタービレ』ってありましたよね、正にあんな感じです。音大の学生は、一般大学のゼミのように一人の先生に4年間師事して学ぶことが多いです。一人一人の技術を磨くことが大切なんです。

Sonoga 私の父は高校の音楽教師、兄も音楽家なので私にとっては身近な存在ですが、専門性が高いフィールドですよね。入学するのも大変なイメージです。

Yoshiko先生 ずっと音楽してきた人はある程度ベースができているので、一般大学の方がこつこつ勉強するのと同じように、こつこつ練習するのみです。でも音楽には、特に歌を歌うには語学が必要ですから、入学してから語学は一生懸命勉強しました。毎日が練習で鍛錬ですから、体力や精神面もケアも必要ですね。
△舞台にて指導中。西洋の音楽を日本人が演奏する(歌う)のにはその国の言語・体格・宗教観など様々な要素を学ぶことが大切。

Sonoga ある意味スポーツに似ているのかもしれませんね。ところで先生は京都ご出身なんですね。

Yoshiko先生 はい、18歳で上京しました。3歳からピアノをやっていて、15歳ごろ歌を始めました。でも、音大に行きたい!という思いよりは、表現することができる環境に身を置きたいと思っていたら、自然にここに来た感じです。

Sonoga 表現することがお好きなんですね?

Yoshiko先生 そうですね。私自身、舞台を見ることがすごく好きなんです。オペラもミュージカルもお芝居もみんな好きです。

Sonoga なるほど、音楽一筋というわけではなく、そういった舞台の表現をやってみたかったということですね。そうすると、ご自身でも演奏されるんですよね?

Yoshiko先生 30代半ばまではソプラノ歌手として活動していました。オーディションを受けたり、海外に学びに行ったりもしました。今は教えることのほうがメインです。

Sonoga 今までで心に残っている公演はありますか?

Yoshiko先生 どれもよかったけれど、20代のとき、海外の学校とタイアップした公演をしたことがあって、それがあったからこそ今に繋がっていると思います。今もうちの大学では外国の方と演奏する機会がたくさんありますが、素晴らしい経験になるんです。

Sonoga それほど印象的だったんですね。海外の学生が来日して公演するんですか?

Yoshiko先生 そうです、一緒に公演します。言葉が通じない人たちとでも、音楽なら通じ合えます。オペラの練習から公演までを通じて、世界のレベルや方法を知ることもできるので学生たちにもいい刺激になっているようです。

Sonoga オペラの公演なんですね。先生にとって、オペラの魅力ってなんでしょう?

Yoshiko先生 オペラに限ったことではないですが、やっぱり「生(なま)」の魅力ですね!映画やテレビドラマも楽しいと思いますが、私にとっては、演者が今そこでお芝居をしていて、今日の舞台と明日のでは全然違って、お客さんの反応によって呼吸やテンポ感もさまざまに変容する、というのが良いなと思っています。

Sonoga 先生として教える立場にいらっしゃると、そういった場の空気感みたいなものを学生さんが理解してくれると嬉しいんじゃないですか?

Yoshiko先生 そうですね。今は、教えている学生が頑張ってくれるのが一番嬉しいです。卒業生が世界に出ていくのを見ると感動します。


学生一人一人を見つめて


Sonoga 学生さんたちとのやりとりで、大変なこともあるんじゃないですか?マンツーマンでのやりとりが多いでしょうし。

Yoshiko先生 さっきSonogaさんから出ましたが、スポーツ選手の育成と似ているので、私はいわゆるコーチです。正解のないことを教えていますから、一緒にやる、一緒に考える、ということを大事にしています。それは楽しいことでもあるんです。私にはないすごい能力を持った人を教えられたら、さらにすごい力になるじゃないですか。一人一人の才能を見出すこと、それを伸ばすこの仕事は、とても楽しいと思います。

△キャンパスにて。学生からも「よしこ先生!」と慕われるフレンドリーな先生。

Sonoga 人によって特性がありますもんね。自分を見つめている人ってたくさんいるんでしょうね。 

Yoshiko先生 自分と向き合う時間が長いですからね。「自分はこうありたい!」と思っても、それをそのまま表現するのは一筋縄ではいかないことです。

Sonoga 奥が深いですね……。どこまでも突き詰められるお仕事ですね。

Yoshiko先生 器楽と違って声楽は自分の体が楽器ですから、時間を重ねるごとに表現の幅が広がります。そういった意味では突き詰めがいのある分野だと思います。 


西と東をつなぐ「エシカル」の発想


△ある日のコーデ。愛犬とネパリパンツでお散歩!


Sonoga 初めてdidiに出会ったのはグランデュオ立川でしたっけ? 

Yoshiko先生 そうです。まだ3階にあった頃ですね。

Sonoga なぜうちの服をお求めくださったんでしょうか?

Yoshiko先生 仕事では西洋音楽をやっていますけど、東洋的なものが好きなんですよ。最近はヨガにはまってます。サリーの柄はとっても楽しくて好きです。実は私、発展途上国の子どもを支援する活動に共感して、毎月少しですが援助させてもらっているんです。それもあって、こちらのお店のお話を聞いて興味があって。

Sonoga そうなんですね!うちがフェアトレードでやっていることにもご興味を持ってくださったなんて嬉しいです。didiがネパールで服を作り続けているのは、サリーが綺麗だからというのももちろんですが、手仕事が丁寧だからということもあります。「イイモノ」を作って、皆さんに長く楽しんでいただきたいと考えています。

Yoshiko先生 この「チェリッシュ」ってところですね?

Sonoga そうです。
Sonoga 西洋と東洋、たしかに対比すると全然違うところやコミュニケーションの壁になるようなところも多いかと思いますが、刺繍なんかはどうでしょう?

Yoshiko先生 イタリアにも綺麗な伝統の刺繍が残っています。手工業が発展していますよね。

Sonoga エシカルファッションの考え方の中には、伝統を守ることも含まれています。そう考えると、エシカルは西洋東洋といったボーダーはあまり関係ないんじゃないかと私は考えています。先生は、didiの服は普段どのようにお召しになっていますか?

Yoshiko先生 大学で着ていますよ。サリー生地の明るい色は、キャンパスでも褒められます。巻きスカートは、オペラのお稽古にも向いているんです。

Sonoga そうなんですか?シックなユニフォームがあるのかと。

Yoshiko先生 練習ではサリーの巻きスカートが便利なんですよ。全員で履きたいぐらいです。オペラの時代にはスキニージーンズもミニスカートもなかったので、時代に合わせるなら巻きスカートが一番近いんです。

Sonoga 特殊な服ではなくて、いつもの服として取り入れてくださってるんですね。そういえば新百合ヶ丘で出店したときに大学の方が「先生のを見て、いいなって思って!」って来てくださいましたよ。

Yoshiko先生 嬉しいです。会議なんかの時はスーツが多いですけど、それでも今日のこれ(黒いコットンネパリパンツ)はジャケットと合わせてかっこよく履けるので重宝しています。

△この日はネパリパンツを裾で結んだかわいいスタイルで来てくださいました。フォーマルなときはストレートの形でシンプルに。

Sonoga えー!didiの服、カジュアルやパーティー用におすすめすることが多いんですが、先生の会議というフォーマルな場所でお使いいただいているのにびっくりです。

Yoshiko先生 お休みの日も、didiの服を着て出かけますよ。いろんなアレンジで、違う雰囲気の着方も試してみたいです。あと、didiのお店でもうひとつ好きなところがあって、ネパールなどで手に入れた珍しいもの、パシュミナの糸や手織りの布からボタンまで、なぜ価値があるのかを詳しく教えてもらえるのが楽しいんです。

Sonoga 作り手の顔が見えるような商品の紹介を心がけています。先生もライブ感がお好きと仰っていましたが、私たちの商品にもそういうものを感じていただけているんですかね?

Yoshiko先生 そういわれてみればそうかもしれません。1点1点の個性を大切にされているのも分かります。

Sonoga これからもひとつひとつの商品にこだわって、ストーリーが伝わるような商品・お店作りをしていきますよ。本日はありがとうございました!


編集後記
いつもニコニコ元気ハツラツの先生。こちらが元気をいつもいただいています。(^o^)
きっと学生さんたちもおなじなんだろうなあ、と感じました。成長を共に喜び、時には厳しい言葉をかけてくれる存在って、なかなかいてくれないですよね。しかも専門性の高いジャンルだけに自己研鑽も欠かせないでしょうし。
私も、先生のようにがんばらなくっちゃ!と強く思った対談でした。

国内に限り全商品送料無料です

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インドやネパールの民族衣装サリー。 そのサリーは長い歴史のなかで家族の、とりわけ母から娘への受け継ぐべき吉祥文様を今に伝えます。 動物や植物、自然、神々、生活…。様々な吉祥文様は 一つとして同じものがありません。そしてそのすべてに物語があります。
didiはこのS級ヴィンテージシルクサリーを素材として、ネパール自社工場にてシルクサリーシリーズを作っています。
季節や時候の節目に、貴女だけの吉祥文様を手に入れてみませんか。

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