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2019/01/03 16:21

カットアウト、モラ、アーリー刺繍、スクリーンプリント、タイダイ、ザリテープ、モン族古布、アフガニスタン刺繍、ダッカ織 …
なんじゃそりゃ?な単語ばかりで失礼しました。今までdidiの製品を作るために使った加工や素材の名称です。
didiの製品は、このような加工や素材を使ったオリジナリティのあるユニークなものなのです。

さて、ここからは洋服屋さんみなさんが抱える問題なのですが、オリジナルの製品を作る=大量の在庫を抱えないといけない
didiも、この問題には長い間直面していました。なぜならオリジナルの製品をつくるには、まとまった数のオーダーが工場には必要だからです。
一着ずつ街のテイラーで作っていたら、それこそ果てしない工程になり、日本で販売する数はおよそ作ることができません。また先ほどの呪文のような技術は街のテイラーではできないのです。

日本で販売されている質の良い洋服をベースに、ネパールの独特の加工を加えてみたら面白いんじゃないかな?
と、偶然仕入れたブランド物のミリタリージャケットに加工をさせてみました。
モン族の古布、ハンドメイドボタン、刺繍、などで工場の手が空いているテイラーに加工をさせたのが始まりでした。
その頃出店していた北九州のモールでの反応は…
リメイクミリタリージャケット10着が即完売!!
2年前の吉祥寺の催事でも、あっという間に完売でした。

今、日本には、品質の良い古着やユニークなデザインの古着、デザイナーズの古着、また新しい洋服でも在庫過剰、少々の難、シーズン外れなどの理由で処分になる洋服が溢れかえっています。
一方でサスティナブルファッションとして、これら古着や新古品をリメイク、アップサイクルして長く愛用する社会的意義のあることも注目されています。(didiのシルクサリーシリーズもサスティナブルなアップサイクルアイテムですね)
サスティナブル=長く続く

北九州で吉祥寺で、あんなにみなさんが喜んでくださったリメイクのミリタリージャケット……
増える在庫とdidiオリジナルの製品作りに悩んでいた私の頭に浮かんだのは、あのミリタリージャケットでした。
日本の街着に私がネパールでしてきた加工をほどこして元の洋服をもっとユニークに、自分だけの洋服に蘇らせることはできないだろうか?
とネパールに洋服を持ち込んで少しずつ数を増やしていきました。
まだまだ生産体制が整ってはいませんが、現地の女性にスキルを教えながら生産するリメイクの工房を作ってみたら…という方向性もみえてきました。

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didiチーフデザイナー SONOGA

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