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2018/11/06 14:01
ネパールは中国・チベットそしてインドに囲まれた国。
様々な文化がミックスされ、
素朴ながらも華やかなネパールならではの文化があります。
もちろん料理も大切な文化のひとつ。
私が今回の旅で見つけた美味しいものを、
ご紹介します。
普段、美味しそうなものを見つけたら
すぐさま「いただきま〜す!!」と
飛びついちゃう質の私なので……
写真の出来は期待しないでくださいね(笑)
滞在中、ホテルの近くの小さなレストランに
何度も通いました。
お値段お手頃、みんな優しい!
アットホームなレストランでしたよ。
それもそのはず、皆さんご家族のようでした。
シェフの旦那さんは
日本人に親しみのある感じのお顔。
チベット系でタカリ族の方かな?
だったらきっと美味しいはずー!
妖艶なサリーの女性。
「あれはどなた?」
注文を取ってくれた女の子に聞くと、
「おばあちゃんだよ!」と教えてくれました。
村からお店の様子を見に来たようです。
家族・親戚・村や近所の繋がりが強いなあ、と
ネパールに行って感じました。
◯ロティ
「インドじゃナンは食べない!」という話を
耳にしたことのある方もいるのでは?
食べない、というよりは
ナンをつくるには、タンドール窯という
特別な設備が必要なのでなかなか食べられない
と言ったところでしょうか
(インドは未踏の地ですので、違っていたら教えてくださいませ)
ネパール・インドのどちらでも、
ロティ(チャパティ)と呼ばれる
甘くない薄焼きパンケーキのようなものを
食べることが多いようです。
小麦粉を水で練って丸め、
円盤型の鉄板で薄く焼いたものです。
ロティの焼き方は一朝一夕では習得できないようで……。
私も帰国してからやってみましたが、無理でした_(:3」∠)_
カレーやおかずをつけて食べると美味しいです。
◯モモ(手前) と チャウミン(チャーメン)(奥)
一見、あれ?日本のレストランでもありそう?
に見えますよね。
餃子や焼きそばにそっくり。
中華料理に大きく影響されたものなんです。
モモは包子の仲間。
カレー味のソースをつけて食べることが多いです。
モモの中には、鶏肉や水牛の肉、野菜、
パクチーなどの香味野菜が入っています。
蒸し立てが一番美味しい!
チャウミンは漢字で書いたら
たぶん炒麺でしょう。
塩焼きそばに限りなく近いです。
なぜかケチャップをかけたり、
薄焼き卵をのせたりして食べても
美味しいです……ほぼオムソバじゃん!
そんなわけで、
日本人好みの味もたくさんあるネパール料理です。
モモの屋台。
ズラーっと蒸し器に並んだモモが美味しそう。
ここのモモはゴマだれみたいな
変わったタレでした。
ディディ(お姉さん)がめっちゃ美人さんでした(//∇//)
◯ダルバート
何度も食べたので写真を3枚セットで。
日本に「白米!味噌汁!」の
お決まりセットがあるように、
ネパールにもお決まりセットがあります。
バート(白米)とダル(豆のスープ)がそれに当たります。
白米はうるち米じゃなくてバスマティ米が主流。
細長くパラッとしたお米です。
タイ米ともちょっと違うみたいです。
お米とスープに、
タルカリ(おかず)がいっぱい載ったのが
ネパリ定食です。
おかずもいろいろ種類がありますが
代表的なものはカレーですよね。
マトンやチキンのカレーが多いです。
骨ごと煮込んだお肉の美味しいこと♪
いい出汁が出るんですね。
現地の方々は手食ですが、
私はうまくできないのでスプーンとフォークで。
でも、手で食べると
自分の好きな具合におかずを混ぜて食べられるので
味の調節も(慣れれば)簡単なんだそうです。
ダルバートを食べていると、
店員さんが回ってきて
「お代わりどう?」と声をかけてきます。
でも、日本人にとっては最初の盛りだけで
結構充分な量です。
好きなおかずがあればお代わりするのもいいですが、
いや、もういいよ……というときは、ハッキリと
「プギョ!(充分だよ!)」と言いましょう(笑)
ご飯食べないと心配されます。
そんな人柄の人が多いのです。
◯トゥクパ
チベット系のお料理です。
カレーラーメン?すごーく平たく言えばそうですが、
ちょっと違うんですよね〜。
スパイスたっぷりの細うどん……?
なかなかピッタリくる言葉が思いつきませんが、
優しくもピリッとした味わいの
あったかいヌードルです。
◯チウラ(手前) と アルー・サンデコ(奥)
チウラは干し飯のようなもの。
バリバリしたスナックのような感覚です。
スパイスの効いたお料理が辛すぎたら、
チウラで和らげて食べるのもいいかも。
特に、セクワと呼ばれる、
ケバブやバーベキューに似た肉料理にマッチ!
アルーはジャガイモ、
サンデコ(サディコーとも)は和え物を指します。
火を通したほくほくのジャガイモに、
スパイスを炒めた油やレモン果汁、
香味野菜、トマトなどを和えたもの。
ホテルの朝食で毎朝アルー・サンデコが
出ていたので、朝からテンション高めで
過ごせました(´∀`)
こちら、ホテルの朝食。
思ったより洋風?ミューズリーとかあるし。
ヒマラヤのトレッキングや
最近のマインドフルネス・仏教ブームで、
欧米からネパールを訪れる人々も多いようです。
◯チヤ
紅茶です。ネパールの人々はよくお茶を飲みます。
仲良くなったら何もしなくても
「お茶どうぞ〜」って出してくれます。
「チャイ」って言っても伝わりません……。
ストレート(ブラックティー)は「カロ・チヤ」
ミルクとスパイスのお茶は「ドゥダ・コ・チヤ」
アイスティー(街ナカではあまり見かけません)は
「チソ・チヤ」です。
英語で通じるところも多いですよ。
◯バラッ
食べかけでごめんなさい(笑)
そば粉のドーナツ。
ネワール族のお菓子です。
外はサクッと中はフワッと揚げてあります。
あまり味が濃くないおからのような感じ。
病みつきになる味でした。
食べ物自体だけでなく、
提供のしかた、作りかた、食に対する心構えなどに
ネパールならではの文化を感じることができました。
ここで紹介したのはごく一部。
地方、民族などによっても
食材や調理法は変わります。
日本のインド・ネパールカレー屋さんのメニューにも
今回の記事で紹介したお料理があるはずです。
名前や写真だけでは
分からないこともあるかと思いますが、
ナンとカレー以外のメニューも
ぜひお試しください。
チョイスのお助けになれば幸いです。
ネパリ カナ デーレイ ミト ツァ!
(ネパールのご飯はとっても美味しいよ!)
次回、
「ネパール紀行⑤ カトマンズの風景」
お楽しみに。